逆転の思想−154        目次
              水道公論2016年3月号


  パソコンソフトの解約
 今やインターネットは仕事、趣味、生活、買い物などあらゆる場面で必須になっているが、悪質ウイルスなど怖い世界にもなっていて、セキュリテイソフトがなければならないがこれでも安心ということにならない。機能は低くてもいいので安心・安全なものを国産メーカーが作ってくれるといいのだが。
 予備パソコンのセキュリテイソフトであるノートン・アンチウイルスの終了期限が近くなってきたので、他のソフトに統合切り替えることにし、状況を調べたら、自動延長となっていた。このままで行くと何もしなくてもお金を取られることになってしまう。
 口コミで自動延長を解除するのは難作業であるとあったので、覚悟して手続きに臨んだらその通りであった。ノートン製品はこの分野では大手であるのだが。
 IDとパスワードを入れて、HPの中をいろいろ調べたところ、自動延長停止は簡単に手続きできるような記述があったが、やっとそのページに行き着いたところ、さらに厄介な記述に行き着いた。
 自動延長サービス停止手続きは、注文情報確認ページにアクセスし,以前の注文番号とメールアドレスを入力しなければならないとあった。通例、解約などの手続きはIDとパスワードで済むが、ここでは過去の注文の際に送られてきたメールの記載事項が必要であった。パソコンからこのソフトを削除しても、手続きをしないと利用停止にならないことも書かれていた。
 もともと自動延長を頼んだ憶えがなく、メールも残っていない。そこでサポートに電話することにし、やっと電話受付ページにたどり着いたら、氏名、アドレス、問い合わせ項目、内容を入力しないと電話番号が表示されないので,入力したが電話番号は表示されなかった。
 仕方ないので別途商品販売のページから問い合わせ番号を見つけて電話したところ、音声ガイドで、なんとセキュリテイソフトの問題問い合わせの電話番号を聞くことができた。苦労してやっと見つけたここに駆け込む人が多いので音声案内に加えたのであろう。
 そこに電話したら、待たされることなくつながり、氏名、アドレスなどを聞かれたが、自動延長サービスは停止できた。
3年前の延長手続きの際、気付かずに自動延長サービスにさせられたらしい。
 いつの間にか自動延長にさせられ、停止手続きで大多数の使用者が持っていない情報を要求され、電話問い合わせも難しい。なくてはならないソフトであるのに、一度クリックしたら課金請求がくる○○商法と同じようなことをしていると感じた。
 以前、ワードの改訂版が一太郎の旧版でも読めるのに旧版のワードで読むことができない、と書いたが、今度のウインドウズ10でもHP閲覧などの際、いろいろな意地悪をしているように感ずる。
 パソコンがなくてはならない現在、ますます不安を呼ぶようなあこぎなことをなんとかやめてほしいものである。