津波被災の状況−山田町   
 山田町は、通常のリアス式地形の都市と異なり、湾口が非常に狭い湾の奥に位置していて、津波の勢いが分散され、災害が起こりにくい地形のはずであったが大津波に襲われてしまった。

 大津波は標高10m近くまで来襲したと思われる。標高10mの土地にある町役場近くまで到達したのでないか。  地形図

 しかし、被災後の航空写真を見ると、港の倉庫と思われる建物内部は津波で流されているが躯体は残っている。 航空写真

 これから、鉄筋コンクリートの高層建物があれば、低層部分は津波に破壊されても躯体は残り、上層部分は被災しないと考えられる。