逆転の思想-53
              水道公論2007年 3月号


  パソコンソフトの信頼性
 突然動かなくなることが少なくなるなど相当改善されているとは言え、ソフトを含め、パソコンの信頼度はまだ低いものがある。トラブルもとんでもないところにあったり、なんでもないとこにあったり、予測がつかない。昨年末にパソコンを買い換えたが、ソフトの信頼性はあい変わらずと感じた。
 買い換えた機械は同じデル社のもの。ウイルス対策ソフトは同じマカフィーがプレインストールされていて、これがトラブルのもととなった。
 買ったばかりのパソコンのウイルス対策ソフトの登録を始めたら途中で先に進まなくなってしまった。こうなるとウイルス検索ソフトの最新版への更新ができないので使えない。慌てて調べたら、この会社は同じアドレスで一つのソフトしか登録できないのであった。仕方なく第二アドレスを申し込んで登録手続きに入ったが受け付けない。ソフト会社に問い合わせ(ナビダイアルで有料)したら、状態を調べて、前のパソコンと同じメールアドレスで登録され、他のアドレスを受け付けない状態にあり、分離の作業をするのに2〜3日かかるというものであった。
 買い換えの時は中身の移動もあり、前のパソコンも生きていて、前のウイルス対策ソフトも有効期間が十分あるので、同一メールを使う二重の登録があるのは当たり前である。この同一アドレスで一つのウイルス対策ソフトしか登録できない制限に多くの人がひっかかかっていると思われ、何故こんなことを続けるのか不思議で仕方がない。
2〜3日待ったが連絡がないので、ウイルス対策ソフトを入れ直せばいいかもしれないと考え、削除して再度入れた。そうしたら登録されて、ソフトの更新ができ、無事使うことができた。そう説明してくれたら待つ必要はなかった。結局会社から分離したと連絡があったのは8日後であった。
 電話サポートもしっかり教えてくれるところもあればいい加減なところもある。この会社もその一つのようであった。前にもマカフィーのセキュリテイソフトを(たまたま買ったのがこれであった)別のモバイルパソコンに入れたが、更新の通信がつながらないので電話したところ、パソコンの中のフォルダーの状況を聞かれ、別なウイルス対策ソフトの痕跡が残って邪魔していて、つなぐことはできない、つまり使えないと冷たく言い放たれたことがあった。ところがどうしたことかつながるようになり更新ができるようになった。しかも同じメールアドレスで。あとで聞いたら、購入したソフトはプレインストールソフトと二重で登録できるという不思議な緩和事項があるのであった。
 ウイルス問題もパソコンを難しくしている一つである。以前パソコンをリセットして、ウイルス対策ソフトが入っていない状態で、ウインドウの更新のためインターネットに接続したところ、あっという間にウイルスが侵入したことがある。ウイルス対策ソフトを機能させておくことは非常に重要であり、セットアップなどの時は特に注意が必要である。
 通常の作業で思いもしないトラブルがでるということは、相変わらず、信頼性に欠けるものであることを示している。
 パソコンを経由しないバックアップを常に持っておく必要性は変わらない。