下水処理場の図解(標準活性汚泥法)

下水処理と下水汚泥処理の解説、説明、活性汚泥法を中心に  2001.3.25/2013.2改訂

1,活性汚泥法の概要

 活性汚泥法は、下水を効率的に処理するため1910年代に考案された方法です。下水中の有機物を処理するため、高濃度の微生物(活性汚泥)の量を維持して活動させるのです。活性汚泥の活動を支えるため、酸素の補給と、汚泥の返送が重要な要素になります。

 我が国には約2100の下水処理場があり、処理の規模は一日百万立方メートルから数百立方メートルまで千倍も違います。 ここに説明する標準活性汚泥法の処理場は約840あります。残りの処理場も基本的には微生物を用いる生物処理で、処理の原理は同じようなものです。       下水処理場の数の変化へ

2,下水処理のフロー

         @最初沈殿池   A生物反応槽流入部  B生物反応槽 C最終沈殿池 
 
下水処理のフローの中で数字があるところの説明に進みます。画像が主になるので呼び出しに時間がかかります。

 下水処理場に入ってきた下水はスクリーンなどでゴミを除去した後、ポンプで最初沈殿池に送られます。ここで沈殿しやすい汚れを除去し、生物反応槽に送られます。ここでは返送汚泥が加えられ、高濃度の微生物によって有機物の吸着、摂取、消化分解が行われます。最終沈殿池では活性汚泥をゆっくり沈殿させ上澄みを流します。最終沈殿池の活性汚泥はポンプで生物反応槽に送られ再び活動します。
         
下水処理場を上空から見ると              
 
       活性汚泥が沈む様子   

3,汚泥処理
 
下水処理から発生する泥は一人一日4kg程度もあり、その99%は水です。この下水汚泥から水分を除去して処理するのに何段階もの処理工程がかかります   汚泥の処理へ

4,下水の汚れはどれくらい
 人の排出する汚れは有機物(BOD)で50g/日くらいです。このうちトイレから18g、台所・風呂場・洗濯機から32gくらいとされています。下水処理過程で汚れは減っていきます。最初沈殿池で35gに減り、生物反応槽、最終沈殿池で3g程度になります。また下水処理から発生する汚泥は固形分で40g/日くらい、総量は水分が多いため4kgくらいあります。                         

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