多摩川河口干潟現地調査時の概要

大野幸正

日時:2004.8.1(日)9:30-14:00

場所:多摩川河口干潟 5エリア

船:小松丸(小松崎正輝さん)

メンバー:亀田泰武、高橋鉄哉、澤村三津久、松井瑞江、明石鉄也、市村訓男、大野幸正

内容:多摩川河口干潟を見てふれて味わう

&現役漁業者小松崎さん(漁業歴60数年)の話を聞く

 

夏らしく照りつける日差しの中、ライフジャケットに身を固め、9時過ぎに海老取り川の船着き場を出て、河口干潟へ向かう。本日は大潮期で干潮時刻は11:30頃。南風が朝から吹いており、潮の引きが悪く心配したが、干潮の頃にはそれなりに干潟が干出した。

 干潟の生物量は相変わらず少ないが、先月に来たときに比べて、シジミがやや増えて、サイズも大きくなっている、前回はネズミ島に限られていたアサリの稚貝が海に近い干潟にも多くいる、マテ貝の稚貝が海に近い干潟で特に多い、などの変化があった。

 多摩川の河口干潟は広い。船でなければ立ち入ることが出来ない場所が多いため、意外と人には知られていない。今回、見てふれたことで、更なる行動が期待される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


図−1 調査エリアの位置概略

ネズミ島(No.2)を下流から上流方向をのぞむ。ここは、シジミとアサリがともにある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


川崎川の河口干潟(No.5)は砂質の干潟で、アサリ稚貝がちらほらと。篩い上の獲物は海に最も近い干潟(No.4)で採取したもの。目立つのはシオフキガイ、マテガイ。