地球環境のためどういうことをしたらいいのだろう(2000.5.6改訂)

 日本で発生する二酸化炭素の相当部分は産業界からですが、産業界は競争のため省エネが極度に進んでいて削減が非常に難しいことがあります。鉄鋼など重厚産業から三次産業へのシフトによって減ることは減りますがその分地球のどこかで生産が移るだけのことです。

実現がある程度できそうなのが民生分野です。家庭用のエネルギーである電力、暖冷房、交通などが考えられます。使っている商品を長持ちさせる。リサイクルの推進などによって結果的に産業界での省エネルギーにつながっていきます。

自動車と公共輸送機関

自動車 いつでもどこにでも出かけられる。
公共輸送機関 エネルギーが少なくてすむ

自動車に普及により地方都市では電車やバスに乗る人が少なくなり、赤字のため運転本数を減らしたり、廃止したりして非常に便利が悪くなっています。またバスの乗客が1人、2人と少ないときは省エネになりません。
しかしやはりできるだけ移動には電車やバスを使いましょう。
 地方都市の電車は運転本数が少なくて待つ時間が多いし、大都市の電車はいつも混んでいてサービスも悪くいい感じがしません。これだけ情報化が進んでいるのですから電車を待つことや、乗ることが楽しいようにする事はわけないと思いますが。
 自動車のある家とない家では二酸化炭素発生量が2〜3割違うようです。

朝しゃんをやめる
 昔と比べ現代人の入浴回数は増加しています。朝晩入浴する人もいます。このため水道、下水処理また温水供給のためのエネルギーが増えています。清潔さを保つ必要はありますが、入浴をもう少し減らすことはどうでしょうか。ひんぱんに入浴するため、体を保護するために分泌される物質がなくなってしまい、体に良くないという話もあります。

食べ残しをしない
 日本人の食べ物によるカロリーは平均2000キロカロリー/日です。ところが食べ物の総供給カロリーはこれの3割くらい多いようです。食べ残しやコンビニで賞味期限が切れて捨てられる食べ物が多いようなのです。食料を大事に食べればその生産、輸送、廃棄物処理に使われるエネルギーを減らすことが出来ます。

海外旅行を控える
 長時間ジェット機に乗ることが問題です。ヨーロッパまでいくのに大型ジェット機でも乗客一人あたり片道400kgもの燃料を使います。往復で一人あたりの二酸化炭素発生量は2トンにもなります。これは日本人一人あたり年間二酸化炭素発生量の2割になります。できるだけテレビの旅行番組やインターネットを利用して海外旅行した気分になるようにしましょう。パソコンソフトも充実して来ています。

一戸建てとマンションどちらがいいのでしょうか

一戸建て エレベーターが不要、屋根に太陽光発電のパネルが取り付けられる。
マンション   高層ならば土地が有効利用できる。10階程度のマンションだと500人/haと一戸建て(100人/ha)の5倍の人口密度にできる。このため道路や屋根などが節約でき広い面積の土地を緑地などに活用できる。
2階以上の住居は下の家からの暖気で暖房費が相当節約できる。風も入るので冷房の電力も節約できる。

10階のマンションを考えます。平均階高は6階として生活に必要な水一人あたり300リットルを15mポンプで送るのに0.02kwhの電力が必要になります。エレベーターも電力を消費します。しかし、マンションの2階以上の階ではどこでも下の階から暖かい空気が上がってきてあまり寒くないという話を聞きます。私のところでもそうです。でも前住んでいたマンションの一階は寒かった。
土地の活用や暖房費のことを考えるとマンションの方が地球にやさしいと思いますがいかがでしょうか。

インターネットがもっと普及すると

 急速に普及しているインターネットとの関連はどうでしょうか。これは非常に貢献するものと考えます。社会経済活動で膨大な量の物資と情報の輸送が行われています。インターネットは情報の流れを非常に良くします。例えば生鮮食料品は生産地から、一度市場に運ばれそこで売買が行われて、消費者のところへ運ばれていきます。この取引が電子化して生産地から消費者のところまで直接輸送されるようになると、輸送エネルギーを減少させることができます。
 また食料品のうち30%くらいが食べられないで廃棄されているようですが、需要と供給の情報を高度に処理して無駄になる食料品を減らすことが可能です。

 ビジネスでも、大量の情報を送受信できるようになると特定の地域にオフィスを構える必要がなくなり、SOHOなど通勤時間と距離を減らすことができるようになります。

 このようにネット社会の進化は、物資、人、情報の輸送のなかで情報の輸送の比重を大きくし、物資と人の輸送量を削減する効果を持っていると考えられます。

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